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nishitani_akira

西谷 章

早稲田大学教授 理工学術院 建築学専攻/建築学科

早稲田大学建築学研究所所長

1980年 コロンビア大学大学院博士課程修了

1975年 早稲田大学理工研究科修士課程修了

1973年 早稲田大学理工学部建築学科卒業


〒169-8555

東京都新宿区大久保3-4-1

早稲田大学理工学術院 建築学 55N-09-05A


私たちの研究室では、いま“応答制御”をキーワードとする研究を行っています。わが国においては、地震時や強風時の応答制御の考え方は、かなり以前から提案されていました。自動制御の考え方を耐震設計に導入すべきとの提案も1960年以前になされています。 しかし当時の技術環境はただちにこのような提案を現実のものとする段階にはありませんでした。その後1972年に米国で発表された「Concept of Structural Control」という英語論文を契機として、世界的に応答を制御して軽減しようとする研究がすすみ、1989年に世界初のアクティブ振動制御ビルが 東京に誕生しています。 そして、1990年代には、アクティブ型、パッシブ型を含む構造制御の研究開発・実用化も進み、“制御”という概念をもつ建築構造が、特に超高層においては、“当たり前”の時代になろうとしています。地震時のパワーの確保、制御の信頼性等の問題から大きな地震への対応が課題となっていたアクティブ制御も、近年では、セミアクティブ制御によるスキームが有望視され、実用化もなされ始めています。 私たちの研究室では、構造工学、動的システム論、システム制御論を融合して、構造システム制御・モデリング・ヘルスモニタリングに関わる研究を行っています。